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FX用語集|初心者が覚えるべき基本用語を50語厳選して解説
FX取引で頻出する基本用語を50語厳選し、初心者にも分かりやすく解説。pips、スプレッド、レバレッジなど必須用語から、通貨強弱・ファンダメンタルズまで網羅。
FXを始めると、聞き慣れない専門用語がたくさん出てきます。用語の意味を正しく理解していないと、解説記事やニュースを読んでも内容が頭に入ってきません。 FX初心者が最初に覚えるべき基本用語を50語厳選しました。ブックマークして辞書代わりに活用してください。

取引の基本用語

pips(ピップス)

為替レートの値動きの最小単位。FXで利益や損失を表す際に使われる。

  • USD/JPY: 0.01円 = 1pips(例: 150.00 → 150.01)
  • EUR/USD: 0.0001ドル = 1pips(例: 1.0800 → 1.0801)

「今日は30pips取れた」のように、通貨ペアに関係なく損益幅を共通の単位で表現できる。

スプレッド

売値(Bid)と買値(Ask)の差。FX会社の実質的な手数料に相当する。

例: USD/JPYの買値が150.003、売値が150.000 → スプレッドは0.3pips

スプレッドが狭いほどトレーダーに有利。重要指標発表前後や早朝はスプレッドが広がりやすい。

レバレッジ

少ない資金で大きな取引ができる仕組み。「てこの原理」の意味。

国内FX会社では最大25倍。例えば10万円の資金で250万円分の取引が可能になる。利益も損失も倍率に応じて大きくなるため、初心者は3〜5倍程度に抑えるのが安全。

証拠金

FX取引を行うためにFX会社に預け入れる担保金のこと。

レバレッジ25倍の場合、100万円分の取引に必要な証拠金は4万円。証拠金が不足するとロスカットが発動する。

ロスカット(強制決済)

含み損が一定水準を超えたとき、FX会社がポジションを自動的に決済する仕組み

投資家の損失が証拠金を超えないようにするための安全装置。ロスカットが発動する水準はFX会社ごとに異なる。

証拠金維持率

現在の証拠金に対する有効証拠金の割合(%)。

計算式: 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

一般的に100%を下回るとロスカットが発動する(FX会社により異なる)。

ロット(Lot)

FXにおける取引数量の単位

  • 1ロット = 10,000通貨(一般的な国内FX会社の場合)
  • 1,000通貨単位で取引できるFX会社もある

初心者は少ないロット数から始めるのが鉄則。

スワップポイント

2通貨間の金利差によって発生する損益。ポジションを翌日に持ち越すと発生する。

高金利通貨を買い・低金利通貨を売ると受け取りに、逆の場合は支払いになる。長期保有の場合は無視できない金額になることもある。

注文方法の用語

成行注文(なりゆきちゅうもん)

現在の市場価格ですぐに約定する注文方法

確実に約定するが、スリッページが発生する可能性がある。「今すぐ買いたい(売りたい)」ときに使う。

指値注文(さしねちゅうもん)

指定した価格になったら約定する注文方法

現在の価格より有利な価格を指定する。例: USD/JPY = 150.00のとき、149.50で買いの指値 → 149.50まで下がったら自動的に買い。

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

指定した価格に達したら約定する注文方法。主に損切りに使う。

現在の価格より不利な価格を指定する。例: 買いポジションを持っていて、149.00に逆指値の売り注文 → 149.00まで下がったら自動的に決済。ストップロス注文とも呼ばれる。

OCO注文

2つの注文を同時に出し、一方が約定したらもう一方が自動キャンセルされる注文方法

利確と損切りを同時に設定できる。例: 「151.00で利確」と「149.00で損切り」を同時に入れておく。

IFD注文(イフダン注文)

新規注文と決済注文をセットで出す注文方法

「もし150.00で約定したら、151.00で利確の決済注文を出す」のように使う。

IFO注文(IFD + OCO)

IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法

新規注文が約定した後、利確と損切りの2つの決済注文が自動で入る。最も計画的なトレードが可能。

トレール注文

利益の伸びに応じて損切りラインが自動的に引き上がる注文方法

トレンドが続く限り利益を伸ばし、反転したら自動決済される。利益確定のタイミングに迷う人におすすめ。

ポジション・取引の用語

ロング(買い)

通貨ペアを買うこと。「上がると思うときに買う」。

例: USD/JPYをロング = ドルを買って円を売る。レートが上昇すれば利益。

ショート(売り)

通貨ペアを売ること。「下がると思うときに売る」。

例: USD/JPYをショート = ドルを売って円を買う。レートが下落すれば利益。

ポジション

保有中の未決済の取引のこと。

「ドル円のロングポジションを持っている」= USD/JPYを買った状態でまだ決済していない。

含み益 / 含み損

ポジションを保有中の未確定の利益または損失

決済して初めて確定損益になる。含み益が出ていても決済しなければ利益にはならない。

約定(やくじょう)

注文が成立すること

「指値が約定した」= 指定した価格に到達して注文が成立した。

スリッページ

注文時に指定した価格と実際に約定した価格がずれること

重要指標の発表直後や流動性の低い時間帯に起きやすい。成行注文で特に発生しやすい。

損切り(ストップロス)

損失を確定させるためにポジションを決済すること

「損失が小さいうちに切る」ことで、致命的な損失を防ぐ。FXで生き残るために最も重要なスキル。

利確(利益確定)

利益が出ている状態でポジションを決済して利益を確定させること

「どこで利確するか」はトレーダーの永遠の課題。欲張りすぎて利益を失う「利確できない病」に注意。

ナンピン

含み損のあるポジションに対して、同じ方向にさらにポジションを追加すること

平均取得価格を下げられるが、損失が拡大するリスクが大きい。初心者にはおすすめしない。

両建て

同じ通貨ペアの買いと売りを同時に保有すること

一見リスクヘッジに見えるが、スプレッド分の損失が2倍になるため、明確な戦略がない限り避けるべき。

チャート・テクニカル分析の用語

ローソク足

一定期間の始値・高値・安値・終値を1本の棒で表したチャート表示方法

陽線(上昇)と陰線(下落)で色分けされる。日本発祥のチャート表示法で、世界中で使われている。

時間足(じかんあし)

ローソク足1本が表す時間の単位

1分足、5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足など。短期トレードでは短い時間足、長期トレードでは長い時間足を使う。

トレンド

相場が一方向に動き続ける状態

  • 上昇トレンド: 高値と安値がともに切り上がっている
  • 下降トレンド: 高値と安値がともに切り下がっている

「トレンドに逆らうな」はFXの格言。

レンジ(もみ合い)

相場が一定の範囲内で上下を繰り返している状態

明確なトレンドがなく、サポートラインとレジスタンスラインの間で値動きする。トレンドの間の「休憩時間」。

サポートライン(支持線)

下値の目安となる価格帯。この付近で買いが入りやすく、下落が止まりやすい。

何度も反発している価格帯ほど、サポートとしての信頼性が高い。

レジスタンスライン(抵抗線)

上値の目安となる価格帯。この付近で売りが入りやすく、上昇が止まりやすい。

サポートラインが破られるとレジスタンスラインに転換することがある(ロールリバーサル)。

ブレイクアウト

レートがサポートラインやレジスタンスラインを突破して抜けること

ブレイクアウト後はトレンドが加速しやすいが、すぐに戻ってくる「ダマシ」も多い。

移動平均線(MA)

過去の一定期間の終値の平均を線で結んだもの。トレンドの方向性を確認するために使う。

よく使われる期間: 5日、20日、75日、200日。短期線が長期線を上抜けるのが「ゴールデンクロス」、下抜けるのが「デッドクロス」。

ボリンジャーバンド

移動平均線を中心に、標準偏差を使って上下にバンドを描いたインジケーター

レートがバンドの外に出ると「行き過ぎ」のシグナル。±2σ(シグマ)のバンド内に約95%のデータが収まるとされる。

RSI(相対力指数)

買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系インジケーター。0〜100の数値で表される。

一般的に70以上で「買われすぎ」、30以下で「売られすぎ」と判断される。

MACD(マックディー)

トレンドの方向性と強さを示すインジケーター。移動平均線の差分から計算される。

MACDラインがシグナルラインを上抜けると買いシグナル、下抜けると売りシグナル。

ファンダメンタルズ関連の用語

ファンダメンタルズ分析

経済指標、金融政策、政治情勢などの経済的な要因から相場を分析する手法

テクニカル分析が「チャートの形」を分析するのに対し、ファンダメンタルズ分析は「経済の実態」を分析する。

経済指標

政府機関や中央銀行が定期的に発表する経済活動の統計データ

GDP、雇用統計、CPI、PMIなどが代表的。予想値と結果の乖離が大きいほど相場が動く。

金融政策

中央銀行が行う金利や通貨供給量のコントロール

利上げ(金利引き上げ)はその国の通貨が買われやすく、利下げ(金利引き下げ)は売られやすくなる。

リスクオン / リスクオフ

  • リスクオン: 投資家がリスクを取る姿勢 → 高金利通貨・株が買われる
  • リスクオフ: 投資家がリスクを避ける姿勢 → 円やスイスフランなど安全通貨が買われる

地政学リスクや金融危機が発生するとリスクオフになりやすい。

通貨強弱に関する用語

通貨強弱

複数の通貨の相対的な強さ・弱さを数値やチャートで可視化したもの

8つの主要通貨(USD・EUR・JPY・GBP・CHF・AUD・NZD・CAD)それぞれの強さを比較できる。「最も強い通貨を買い、最も弱い通貨を売る」のが基本戦略。

基軸通貨

通貨ペアの左側に表示される通貨

例: USD/JPYではUSDが基軸通貨。基軸通貨を1単位あたり、決済通貨でいくらかを表す。

決済通貨

通貨ペアの右側に表示される通貨

例: USD/JPYではJPYが決済通貨。「USD/JPY = 150.00」は「1ドル = 150円」の意味。

ドルストレート

米ドル(USD)が含まれる通貨ペアの総称。

EUR/USD、USD/JPY、GBP/USDなど。流動性が高くスプレッドが狭い。

クロス円

米ドルを含まず、日本円(JPY)が決済通貨の通貨ペア

EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPYなど。日本人トレーダーに人気が高い。

ボラティリティ

価格変動の大きさを表す。

ボラティリティが高い = 値動きが大きい = 利益チャンスも損失リスクも大きい。GBP/JPYはボラティリティが高い通貨ペアの代表。

まとめ

FX用語は最初は難しく感じますが、実際にトレードを経験しながら覚えていくのが最も効率的です。

まず覚えるべき最重要用語:

  • pips — 値動きの単位
  • スプレッド — 実質的なコスト
  • レバレッジ — 少額で大きく取引できる仕組み
  • ロスカット — 強制決済の安全装置
  • 損切り — 自分で損失を限定するスキル
  • 通貨強弱 — どの通貨が強い・弱いかを可視化

分からない用語が出てきたら、このページに戻って確認してみてください。FX-Laboの通貨強弱チャートや為替レート一覧で、実際の数値を見ながら用語の意味を確認すると、理解が深まります。

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