FXのトレード手法は、大きく分けてトレンドフォロー(順張り)と逆張りの2つに分類されます。 「どちらが勝てるのか?」はFXトレーダーの永遠のテーマですが、結論を先に言えばどちらも正しく使えば勝てるし、間違えば負けるです。 大切なのは「どちらが優れているか」ではなく、「今の相場にどちらが合っているか」を見極める力です。
トレンドフォロー(順張り)とは
トレンドフォローとは、相場が動いている方向に沿ってエントリーする手法です。
- 上昇トレンドなら → 買い(ロング)
- 下降トレンドなら → 売り(ショート)
「トレンドは続く」という前提に基づいています。FXの格言「Trend is your friend(トレンドは友達)」はこの考え方を表しています。
代表的なトレンドフォロー手法
押し目買い・戻り売り
トレンド中の一時的な調整(押し目/戻り)を待ってエントリーする手法。
- 上昇トレンド中に一旦下落 → 反発を確認して買い
- 下降トレンド中に一旦上昇 → 反落を確認して売り
ブレイクアウト
レジスタンスラインやサポートラインを突破した瞬間にエントリーする手法。
移動平均線クロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けたら買い、下抜けたら売り。
トレンドフォローのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 大きなトレンドに乗れば大きな利益 | トレンドが出ていないと連敗しやすい |
| 勝率が低くても利益が出る(損小利大) | エントリーが遅れがち |
| 判断がシンプル | レンジ相場では機能しない |
逆張りとは
逆張りとは、相場が動いている方向と逆にエントリーする手法です。
- 上昇して「買われすぎ」なら → 売り
- 下落して「売られすぎ」なら → 買い
「行き過ぎた相場は必ず戻る」という前提に基づいています。
代表的な逆張り手法
サポート・レジスタンスでの反発狙い
価格が過去に何度も反発した水準で、反転を狙ってエントリーする手法。
RSIなどオシレーターの活用
RSIが70以上で「買われすぎ」→ 売り、30以下で「売られすぎ」→ 買い。
ボリンジャーバンドの反発
レートが±2σのバンドに到達したら反転を狙う。
逆張りのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 勝率が高い | 1回の負けが大きくなりやすい |
| レンジ相場で機能する | トレンド相場で大損する危険 |
| エントリーポイントが明確 | 「底値・天井」を当てるのは難しい |
2つの手法の決定的な違い
| 項目 | トレンドフォロー | 逆張り |
|---|---|---|
| 勝率 | 低め(30〜50%) | 高め(50〜70%) |
| 1回の利益 | 大きい | 小さい |
| 1回の損失 | 小さい | 大きい |
| 得意な相場 | トレンド相場 | レンジ相場 |
| リスクリワード | 1:2〜1:3 | 1:0.5〜1:1 |
| 心理的負担 | 連敗に耐える忍耐力が必要 | コツコツドカンのリスク |
トレンドフォローは「勝率は低いが、勝つときに大きく勝つ」型。
逆張りは「勝率は高いが、負けるときに大きく負ける」型。
どちらもトータルで利益を出せる可能性がありますが、リスク管理を怠ると逆張りのほうが致命傷を負いやすいです。
通貨強弱を使った判断方法
通貨強弱チャートを見れば、今の相場がトレンドフォロー向きか逆張り向きかを判断できます。
トレンドフォローが有効な状態
- 通貨強弱チャートで**特定の通貨が明確に上位(または下位)**にある
- ラインの傾きが急で、他の通貨との乖離が広がっている
- 例: USDが最上位でJPYが最下位 → USD/JPYのトレンドフォロー(買い)
逆張りが有効な状態
- 通貨強弱チャートで全通貨が中央付近に集まっている(明確なトレンドなし)
- 一時的に急騰/急落した通貨が傾きが緩やかになり、反転の兆候がある
- 例: GBPが急落して最下位に到達したが、ラインの傾きが水平になり始めた → GBP関連の逆張りを検討
注意: 逆張りすべきでない状態
通貨強弱チャートで一方向への動きが加速している最中は、逆張りは極めて危険です。「そろそろ反転するだろう」という感覚は、相場では通用しません。
結局どちらを選ぶべきか
初心者はトレンドフォローから
初心者にはトレンドフォローをおすすめします。理由は以下の通りです。
- 判断がシンプル(「上がっているなら買う」)
- 損切りが明確(トレンドが崩れたら撤退)
- 逆張りの「底値を当てる」より再現性が高い
- 通貨強弱チャートとの相性が良い
慣れてきたら併用する
経験を積んだら、相場環境に応じて使い分けるのが理想です。
- 通貨強弱チャートで全体の状況を確認
- 明確なトレンドがあれば → トレンドフォロー
- トレンドがなくレンジなら → 逆張り or 様子見
- 判断に迷ったら → トレードしない
まとめ
トレンドフォローも逆張りも、正しい場面で使えば有効な手法です。
ここだけは押さえよう:
- トレンドフォローは「損小利大」型。勝率は低いが利益は大きい
- 逆張りは「高勝率」型。ただしコツコツドカンのリスクあり
- 通貨強弱チャートで明確なトレンドがあれば順張り、なければ逆張りor様子見
- 初心者はまずトレンドフォローから始める
- 逆張りは「加速中の相場」では絶対にやらない
- 迷ったらトレードしないのも戦略
FX-Laboの通貨強弱チャートで、今の相場がトレンド相場かレンジ相場かを確認してみてください。























