FX-Labo
FXスキャルピング入門|1分足〜5分足の実践手法と注意点
FXスキャルピングの基本手法、向いている通貨ペア、必要な環境、リスク管理を解説。リアルタイム通貨強弱を活用した実践的な手法も紹介します。
スキャルピングは、数秒〜数分で取引を完結させる超短期トレード手法です。小さな利益を積み重ねるスタイルで、正しく実践すれば効率的に利益を得られます。 ただし、判断スピードとリスク管理が求められるため、基礎知識なしに飛び込むのは危険です。正しい知識と準備があれば、スキャルピングは効率的に利益を積み上げられる手法になります。

スキャルピングとは

スキャルピングとは、1回のトレードで1〜10pips程度の小さな利益を、1日に何度も繰り返して積み上げるトレード手法です。

項目スキャルピング
保有時間数秒〜数分
1回の利益幅1〜10pips
1日のトレード回数10〜50回
使用する時間足1分足〜5分足

「scalp」は英語で「頭皮を薄く剥ぐ」という意味。相場から薄い利益を何度も剥ぎ取るイメージです。

スキャルピングのメリット

  • 資金効率が高い — 短時間で何度も取引するため、資金回転率が良い
  • 相場環境を選ばない — トレンドでもレンジでも対応可能
  • ポジション保有リスクが低い — 数分で決済するため急変動の影響を受けにくい
  • 毎日利益を確定できる — 日々の結果が見える

スキャルピングのデメリット

  • 集中力が必要 — 数時間画面に張り付く必要がある
  • スプレッドの影響が大きい — 利益が小さいため、コストの割合が高い
  • 判断スピードが求められる — 迷っている間にチャンスを逃す
  • FX会社によっては制限がある — スキャルピング禁止の業者もある

スキャルピングに必要な環境

通貨ペア選び

スプレッドが狭い通貨ペアが必須です。

通貨ペア適性スプレッド目安
USD/JPY最適0.1〜0.3pips
EUR/USD最適0.1〜0.4pips
EUR/JPY0.4〜0.8pips
GBP/USDやや不向き0.5〜1.5pips
GBP/JPY不向き0.8〜2.0pips

スプレッドが1pipsの通貨ペアで3pipsの利益を狙うと、実質的に4pips分動く必要があります。スプレッドが0.3pipsなら3.3pips分でOK。この差はスキャルピングでは非常に大きいです。

時間帯

流動性が高くスプレッドが安定している時間帯を選びます。

  • おすすめ: ロンドン〜NY重複時間(21:00〜翌1:00)
  • まあまあ: ロンドン市場(16:00〜21:00)
  • 避けるべき: 早朝(6:00〜8:00)、指標発表直前後

約定速度

スキャルピングでは約定速度とスリッページの少なさが重要です。指定した価格で即座に約定するFX会社を選びましょう。

基本的なスキャルピング手法

手法1: 移動平均線の反発

  1. 5分足チャートに20期間の移動平均線(MA20)を表示
  2. 上昇トレンド中にレートがMA20まで下落(押し目)
  3. MA20付近で反発のローソク足を確認(下ヒゲなど)
  4. 買いエントリー、3〜5pipsで利確、MA20の下に損切り

ポイント: トレンド方向への押し目エントリーが基本。トレンドに逆らわない。

手法2: レンジブレイク

  1. 1分足〜5分足で一定幅のレンジを確認
  2. レンジの上限または下限を明確にブレイク
  3. ブレイク方向にエントリー
  4. 5〜10pipsで利確、レンジ内に戻ったら損切り

ポイント: ブレイク前に通貨強弱チャートでブレイク方向を予測しておく。

手法3: 通貨強弱を使った順張り

  1. リアルタイム通貨強弱チャートで、急激に強くなっている/弱くなっている通貨を確認
  2. 最強通貨の買い × 最弱通貨の売りでペアを選択
  3. 1分足でエントリーポイントを探す
  4. 通貨強弱の勢いが収まり始めたら利確

ポイント: 通貨強弱の「勢い(傾き)」がポイント。傾きが緩やかになったら手仕舞い。

スキャルピングのリスク管理

1回の損失を限定する

スキャルピングでは勝率が重要ですが、1回の大きな損失で10回分の利益が吹き飛ぶことがあります。

ルール目安
1回の損切り幅3〜10pips
1日の最大損失口座の2〜3%以内
連敗時3連敗でその日はトレード終了

スプレッド拡大に注意

以下のタイミングはスプレッドが急拡大するため、スキャルピングに不向きです。

  • 重要指標の発表前後(雇用統計、FOMC等)
  • 早朝(ニュージーランド市場オープン前後)
  • 年末年始、クリスマス
  • 突発的なニュース発生時

ポジポジ病に注意

「常にポジションを持っていないと落ち着かない」状態は危険です。明確な根拠がないときはエントリーしない。待つのもスキャルピングのスキルです。

スキャルピングに向いている人・向いていない人

向いている人

  • 瞬時の判断が得意
  • 小さな利益をコツコツ積み上げるのが苦にならない
  • 集中して画面を見続けられる
  • 損切りに躊躇がない

向いていない人

  • 1回のトレードで大きく稼ぎたい
  • チャートをじっくり分析したい
  • 損切りが苦手
  • 兼業で画面を見続けられない

向いていないと感じたら、無理にスキャルピングに固執せず、デイトレードやスイングトレードに切り替えることも重要です。

まとめ

スキャルピングはスピードとルールの徹底が求められる手法です。

押さえておくべきこと:

  • 1〜10pipsの小さな利益を繰り返し積み上げるスタイル
  • スプレッドの狭い通貨ペア(USD/JPY、EUR/USD)を使う
  • ロンドン〜NY重複時間が最適な時間帯
  • 通貨強弱の「勢い」を見て順張りエントリーが効果的
  • 1日の最大損失と連敗ルールを決めておく
  • 向き不向きがある。無理に続けない

FX-Laboのリアルタイム通貨強弱チャートで、今まさにどの通貨が動いているかを確認してみてください。スキャルピングの通貨ペア選びに役立ちます。

関連記事

最近のガイド記事