スイングトレードとは
他のスタイルとの比較
| スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | ポジショントレード | |
|---|---|---|---|---|
| 保有期間 | 数秒〜数分 | 数分〜数時間 | 数日〜数週間 | 数週間〜数ヶ月 |
| 狙う値幅 | 数pips | 10〜50pips | 50〜300pips | 300pips以上 |
| チャート監視 | 常時 | 数時間 | 1日数回 | 週数回 |
| 時間足 | 1分〜5分 | 15分〜1時間 | 4時間〜日足 | 日足〜週足 |
| 取引頻度 | 1日数十回 | 1日数回 | 週数回 | 月数回 |
スイングトレードのメリット
1. チャートに張り付く必要がない
- 朝と夜にチャートを確認すれば十分
- 仕事や生活との両立がしやすい
2. 大きな値幅を狙える
- 1回のトレードで50〜300pipsを狙う
- スプレッドの影響が相対的に小さい
3. 精神的な負荷が低い
- 秒単位の判断が不要
- じっくり分析してからエントリーできる
4. トレンドに乗りやすい
- 中期のトレンドを捉えるスタイル
- ダウ理論やチャートパターンが機能しやすい時間足を使う
スイングトレードのデメリット
1. オーバーナイトリスク
- ポジションを翌日に持ち越すため、寝ている間に急変動するリスク
- 週末の窓開けリスクもある
2. スワップポイントの影響
- マイナススワップのポジションを長期保有するとコストが積み上がる
3. 待つ時間が長い
- エントリーチャンスが少ない(週に数回程度)
- 利確までに数日かかるため、待てない人には向かない
スイングトレードの基本戦略
ステップ1: 環境認識(週足・日足)
まず大きな時間足で相場の方向性を把握します。
確認すること:
- 週足: 長期トレンドの方向。上昇・下降・レンジのどれか
- 日足: 中期トレンドの方向。週足と同じ方向か
- 通貨強弱チャート: どの通貨が強く、どの通貨が弱いか
ルール: 週足と日足のトレンドが同じ方向のときだけトレードする。
ステップ2: エントリーポイントを探す(4時間足)
環境認識でトレンド方向を決めたら、4時間足で具体的なエントリーポイントを探します。
有効なエントリーシグナル:
| シグナル | 説明 |
|---|---|
| 移動平均線の押し目/戻り | 20MAや50MAへの接触後の反発 |
| サポート/レジスタンスでの反発 | 重要なレベルでの価格反応 |
| チャートパターンの完成 | ダブルボトム、フラッグなど |
| フィボナッチの38.2〜61.8%戻り | トレンド方向への押し目/戻り |
ステップ3: エントリーの実行
エントリー前のチェックリスト:
- 週足・日足のトレンド方向と一致しているか?
- 通貨強弱チャートでトレード方向を支持しているか?
- 損切りラインを明確に設定したか?
- リスクリワード比は1:2以上か?
- 重要な経済指標の発表が直近にないか?
ステップ4: ポジション管理
損切り設定:
- エントリー根拠が崩れるレベルに設定
- サポート/レジスタンスの少し外側
- 直近の高値/安値の少し外側
利確の方法:
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| 固定利確 | リスクリワード1:2〜1:3で機械的に利確 |
| トレーリングストップ | 含み益が増えたら損切りを引き上げる |
| 分割決済 | 半分を1:2で利確、残りをトレーリング |
| レジスタンスで利確 | 次の重要なサポート/レジスタンスで利確 |
おすすめは分割決済。半分を早めに利確して精神的な余裕を作り、残りでトレンドを追います。
スイングトレードに適した通貨ペア
選び方の基準
| 基準 | 理由 |
|---|---|
| トレンドが出やすい | スイングはトレンドフォローが基本 |
| スプレッドが狭い | 長期保有でもコストは低い方がいい |
| 流動性が高い | スリッページが少ない |
| ファンダメンタルズが明確 | 中期の方向性を判断しやすい |
おすすめの通貨ペア
| 通貨ペア | 特徴 |
|---|---|
| USD/JPY | 日本人に最も馴染みがある。トレンドが出やすい |
| EUR/USD | 世界で最も取引量が多い。テクニカルが機能しやすい |
| GBP/USD | ボラティリティが高い。大きな値幅を狙える |
| AUD/USD | トレンドが明確に出やすい。資源国通貨 |
避けたほうがいい通貨ペア
- マイナー通貨ペア: スプレッドが広く、テクニカルが機能しにくい
- エキゾチック通貨ペア: 急変動リスクが高い
実践テクニック
テクニック1: 週末にトレード計画を立てる
週末に以下を整理し、翌週のトレード計画を立てます。
- 主要通貨ペアの週足・日足チャートを確認
- 通貨強弱チャートで強弱関係を把握
- 来週の経済指標カレンダーを確認
- エントリーしたい通貨ペアとレベルをリストアップ
- 指値注文を設定しておく
テクニック2: 指値注文を活用する
スイングトレードは、チャートを見ていないタイミングでエントリーポイントに到達することが多いです。あらかじめ指値注文を入れておくことで、チャンスを逃しません。
- 買い指値: サポートライン、フィボナッチ戻しのレベル
- 売り指値: レジスタンスライン、フィボナッチ戻しのレベル
- 逆指値(ストップ注文): ブレイクアウト狙い
テクニック3: 経済指標をまたぐ判断
スイングトレードでは、保有中に重要な経済指標の発表を迎えることがあります。
対応方法:
- 含み益がある → ポジションの半分を利確、残りの損切りを建値に移動
- 含み損がある → 損切りは動かさない。ルール通りに管理
- エントリー直前 → 指標発表後まで待つ
テクニック4: 通貨強弱チャートでペアを選ぶ
- 通貨強弱チャートで最も強い通貨と最も弱い通貨を特定
- その組み合わせの通貨ペアをトレード対象にする
- 日足・4時間足でエントリーポイントを探す
これにより、最もトレンドが出やすいペアを効率的に選べます。
スイングトレードでの注意点
ポジションサイズを適切に
スイングトレードは損切り幅が広い(50〜100pips程度)ため、デイトレードと同じロットだとリスクが大きくなります。
1回のトレードのリスクは口座資金の1〜2%以内に抑えましょう。損切り幅に合わせてロットを調整してください。
過度な確認はしない
1日に何度もチャートを確認すると、小さな値動きに動揺してルールを破りがちです。朝・昼・夜の3回程度の確認で十分です。
損切りを動かさない
含み損が広がると「もう少し待てば戻るかも」と損切りを広げたくなりますが、これは最も危険な行為です。エントリー時に決めた損切りは絶対に動かさないのがルールです。
まとめ
スイングトレードは、時間的制約のある兼業トレーダーに最適なトレードスタイルです。
知っておくべきポイント:
- 保有期間は数日〜数週間。4時間足〜日足がメイン時間足
- 週足・日足で環境認識 → 4時間足でエントリー
- トレンドフォローが基本。週足・日足と同じ方向にだけトレード
- 通貨強弱チャートで最適な通貨ペアを選ぶ
- 損切り幅が広いのでポジションサイズを調整(口座資金の1〜2%リスク)
- 分割決済で精神的な余裕を確保
- 週末にトレード計画を立て、指値注文を活用する
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