基本の注文方法
成行注文(なりゆき)
今すぐ現在の価格で売買する注文方法。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | マーケットオーダー |
| 執行速度 | 即時 |
| 価格指定 | なし(その時の市場価格で約定) |
メリット:
- 確実に約定する
- 操作がシンプル
デメリット:
- スリッページ(注文時と約定時の価格差)が発生する可能性がある
- 相場が荒れている時は想定外の価格で約定することも
使う場面: 今すぐエントリーしたい時、チャンスを逃したくない時
指値注文(さしね)
現在より有利な価格を指定して予約する注文方法。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | リミットオーダー |
| 執行 | 指定価格に到達したら約定 |
| 価格指定 | 現在より有利な価格 |
買い指値: 現在価格より安い価格を指定。「もっと下がったら買いたい」 売り指値: 現在価格より高い価格を指定。「もっと上がったら売りたい」
メリット:
- 希望の価格で約定できる
- チャートを見ていなくても自動で約定
デメリット:
- 指定価格に届かない場合、約定しない(チャンスを逃す)
使う場面: 押し目買い、戻り売り、サポート/レジスタンスでの反発を狙う時
逆指値注文(ぎゃくさしね)
現在より不利な価格を指定して予約する注文方法。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | ストップオーダー |
| 執行 | 指定価格に到達したら約定 |
| 価格指定 | 現在より不利な価格 |
買い逆指値: 現在価格より高い価格を指定。「ここを上に突き抜けたら買いたい」 売り逆指値: 現在価格より安い価格を指定。「ここを下に突き抜けたら売りたい」
主な用途は2つ:
1. 損切り(ストップロス)
- ポジションを持った後に、「ここまで逆行したら損切り」の価格を逆指値で設定
- すべてのトレードで必ず設定すべき
2. ブレイクアウトエントリー
- レジスタンスラインの上に買い逆指値を置く
- 「ブレイクしたら自動でエントリーする」という使い方
使う場面: 損切りの自動設定、ブレイクアウト戦略
複合注文
OCO注文(オーシーオー)
2つの注文を同時に出し、片方が約定したらもう片方を自動キャンセルする注文。
OCO = One Cancels the Other(一方が他方をキャンセル)
使い方の例:
USD/JPYを150.00円で買いポジション保有中:
| 注文 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 注文A | 151.00円の売り指値 | 利確(+100pips) |
| 注文B | 149.50円の売り逆指値 | 損切り(-50pips) |
→ 151.00円に到達 → 注文Aが約定(利確成功)→ 注文Bは自動キャンセル → 149.50円に到達 → 注文Bが約定(損切り実行)→ 注文Aは自動キャンセル
使う場面: ポジション保有中に利確と損切りを同時に設定したい時
IFD注文(イフダン)
新規注文と決済注文を同時にセットで出す注文。
IFD = If Done(もし約定したら)
使い方の例:
| 注文 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 新規注文 | 149.00円の買い指値 | エントリー |
| 決済注文 | 148.50円の売り逆指値 | 損切り(-50pips) |
→ 149.00円に到達 → 買い注文が約定 → 自動で148.50円の損切り注文が発動
使う場面: チャートを見ていない間にエントリーと損切りを自動化したい時
IFO注文(アイエフオー)
**IFD + OCOの組み合わせ。**新規注文が約定したら、利確と損切りの2つの決済注文が自動で発動します。
使い方の例:
| 注文 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 新規注文 | 149.00円の買い指値 | エントリー |
| 決済注文A | 150.00円の売り指値 | 利確(+100pips) |
| 決済注文B | 148.50円の売り逆指値 | 損切り(-50pips) |
→ 149.00円に到達 → 買い約定 → 利確(150.00)と損切り(148.50)が同時にセット
使う場面: エントリーから決済まですべて自動化したい時。スイングトレードに最適。
トレーリングストップ
含み益が増えるにつれて、損切りラインを自動的に引き上げる注文方法。
仕組み:
- 設定: 「50pipsのトレーリングストップ」
- 価格が有利な方向に動く → 損切りラインも同じ幅で追従する
- 価格が不利な方向に50pips逆行 → 自動で決済
メリット:
- トレンドが続く限り利益を伸ばせる
- 利確のタイミングを悩まなくていい
デメリット:
- 一時的な押し戻しで決済されてしまうことがある
- トレーリング幅の設定が難しい
場面別おすすめ注文方法
デイトレードの場合
| 場面 | おすすめ注文 |
|---|---|
| エントリー | 成行注文(チャートを見ながら) |
| 損切り設定 | 逆指値注文(エントリー直後に必ず設定) |
| 利確と損切り | OCO注文 |
スイングトレードの場合
| 場面 | おすすめ注文 |
|---|---|
| エントリー+損切り | IFD注文 |
| エントリー+利確+損切り | IFO注文 |
| 利益を伸ばしたい | トレーリングストップ |
ブレイクアウト狙いの場合
| 場面 | おすすめ注文 |
|---|---|
| エントリー | 逆指値注文(レジスタンスの上/サポートの下) |
| 損切り設定 | IFD注文でエントリーと損切りをセット |
注文時の注意点
損切り注文は必ず入れる
すべてのポジションに損切り注文を入れるのは鉄則です。 「後で入れよう」と思っているうちに、相場が急変して大損することがあります。エントリーと同時に損切りを設定する癖をつけましょう。
スリッページを理解する
重要指標の発表時や流動性が低い時間帯では、逆指値注文が指定価格通りに約定しないことがあります(スリッページ)。損切りを149.50に設定しても、149.40で約定する可能性があります。
指値注文の置きっぱなしに注意
指値注文を出したまま忘れてしまい、相場環境が変わった後に約定してしまうことがあります。定期的に注文状況を確認し、不要な注文はキャンセルしましょう。
まとめ
注文方法を使いこなすことは、トレード戦略を正確に実行するための基礎スキルです。
トレードに活かすために:
- 成行注文は即時約定。チャンスを逃したくない時に使う
- 指値注文は有利な価格で予約。押し目買い・戻り売りに使う
- 逆指値注文は損切りの設定に必須。すべてのポジションに入れる
- OCO注文で利確と損切りを同時に管理
- IFO注文でエントリーから決済まで完全自動化(スイングに最適)
- トレーリングストップでトレンドに乗りながら利益を確保
FX-Laboの為替レートで現在の価格を確認しながら、自分のトレード計画に合った注文方法を選んでみてください。
























